大澤壽人 (1906-1953) / 『神風協奏曲』、交響曲 第3番 ヤブロンスキー&ロシア・フィル  輸入盤 【CD】

大澤壽人 (1906-1953) / 『神風協奏曲』、交響曲 第3番 ヤブロンスキー&ロシア・フィル  輸入盤 【CD】 大澤壽人 (1906-1953) / 『神風協奏曲』、交響曲 第3番 ヤブロンスキー&ロシア・フィル  輸入盤 【CD】 大澤壽人 (1906-1953) / 『神風協奏曲』、交響曲 第3番 ヤブロンスキー&ロシア・フィル  輸入盤 【CD】

基本情報ジャンルクラシックフォーマットCDレーベルNaxos *classic*発売日2004年05月28日商品番号8557416J発売国International組み枚数1関連キーワード 日本作曲家選輯 CONTEMPORANEA IMPORT valui 2004 RGSJ YKMY10 YBKJ10 YKJL10 YKGS10 YKDC1 SPJN1 YPJN1 SPFB1 MRSP1 4945604574167 出荷目安の詳細はこちら>>楽天市場内検索 『在庫あり』表記について商品説明戦前の日本、クラシック音楽でも欧米に追いついていた!!大澤壽人〜日本作曲家選輯大澤壽人 交響曲第3番&ピアノ協奏曲第3番「神風」 聴きどころドイツかフランスに生まれていたら、音楽史年表に普通に名前が載るような有名作曲家になっていたかもしれない・・・・・そんな感想を持ってもおかしくない程、忘れられた神戸の作曲家大澤壽人の管弦楽作品は、クラシック音楽の王道である交響曲や協奏曲としての完成度が高いものです。

聴き返す度に新たな発見を覚え、さらなる興味が高まる正真正銘の名曲といえるものです。

交響曲第3番(1937年) 第1楽章は自由なソナタ形式によるものです。

ティンパニと低弦のトレモロで開始し、弦楽の瞑想的なカノンやヴァイオリンの柔らかなトレモロによる序奏が続き(0:25)、主部はフルートとオーボエが活躍するアレグロ(1:30)です。

この第一主題が劇的に高揚した後を受ける第二主題(3:50)は、荒々しいティンパニの導入部を伴うもので、日本音階を用いた哀感の漂う旋律です。

この後、二つの主題が絡み合いながら展開し、戦闘的な行進曲も登場します。

心臓の鼓動の様なリズムで始まるコーダ(11:40)には、切迫感が漂い、心打たれるものがあります。

 第2楽章アダージョ・グラツィオーゾは、細分化された弦楽がカノン風に展開するもので、雅楽の「追吹き」を模したものです。

中間部では、クラリネットの日本風の主題が印象的です。

その後主部の再現を経て、コーダでは神秘的な行進曲となり、野辺送りの情景を髣髴させます。

 第3楽章モデラートは、作曲者が「幻想メヌエット」と呼んだもので、アルペッジョを伴う第一のメヌエット、日本の童謡の様な第二メヌエット、ベートーヴェンのような古典的な楽想が日本風の都節に包まれるトリオと続き、第一、第二のメヌエットが再現される、スケルツォ楽章的な構成です。

 第4楽章は、爆発的なトゥッティで始まり、奔流のような楽想が次々と出現し、行進曲のテンポと指定された主部(1:30)が導かれます。

第1主題はヴァイオリンで落ち着いて奏でられ、第2主題(2:40)は極めて暴力的な雰囲気のものです。

この二つの主題が巧みに展開され、輝かしい賛歌が出現し、最後は凱歌を上げる大団円を迎えます。

ピアノ協奏曲第3番 変イ長調「神風」(1938年)第1楽章冒頭では、トロンボーンと弦楽が力強く印象的な3音を強奏します。

この音型は「エンジンのモットー」といえるものであり、この協奏曲全体のライトモティーフとなる重要なものです。

この音型をピアノも受け、スケルツォ風の行進曲の動機(0:50)も金管楽器を伴って登場します。

主部の開始(2:15)は、飛行機が離陸する様を描写していて、様々な動機が組み合わさり、力強い飛行を表現する第一主題群を形成します。

全管弦楽で演奏される第二主題(2:55)は、高空を飛翔するかの様な晴れ晴れとしたものです。

この後、両主題と冒頭のモットーが、多彩な技法を駆使して目くるめくような華麗さで展開され、流れるようなピアノのカデンツァ(7:05)を受けて、高揚する再現部が始まり、飛行機が飛び去るように終わります。

 第2楽章アンダンテ・カンタービレは、いわば夜間飛行風の音楽といったもので、サキソフォーンとクラリネットがブルース風の導入を吹き、ピアノによる、ブルーノーツと日本音階を共に取り入れた主題が始まります。

「エンジンのモットー」が巧みに隠された技巧的な作風です。

 第3楽章は、序奏とロンドとコーダより成り、導入部から「エンジンのモットー」がトランペットで強奏され、ピアノに受け継がれるなど活躍します。

その後モットーとも関連する行進曲風の動機(0:24)が繰り返し提示され、主部のABACD形式のロンドが始まります。

A動機(0:35)はピアノが主導するジャズ・トッカータで、B(1:45)は木管主導のスケルツァンドになります。

C(3:40)はヨーロッパの歓楽街の賑やかさを思わせる陽気なもので、日欧長距離飛行のゴールに近づいた昂揚感を表現しています。

短いカデンツァを経て、A動機が激しく高揚(6:20)し、急速テンポによるコーダ(6:55)になだれ込み、一気呵成に全曲を結びます。

  大澤壽人 (1907-1953):■ピアノ協奏曲 第3番 変イ長調「神風協奏曲」(1938)*/交響曲 第3番(1937)(世界初録音) *日本語解説書付きエカテリーナ・サランツェヴァ(p)*、ロシア・フィルハーモニー管その他のバージョンCD  大澤壽人 (1906-1953) / 【中古: 盤質A】 『神風協奏曲』、交響曲 第3番 ヤブロンスキー&ロシア・フィル   INT 盤CD  大澤壽人 (1906-1953) / 【中古: 盤質A】 『神風協奏曲』、交響曲 第3番 ヤブロンスキー&ロシア・フィル   INT 盤CD  大澤壽人 (1906-1953) / 【中古: 盤質AB】 『神風協奏曲』、交響曲 第3番 ヤブロンスキー&ロシア・フィル   INT 盤

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